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ドラマーとギタリストの関係





ウメです。

ドラムとギターって、バンドの中では、最も対極に位置するパートだと思っています。

ベースは、ドラムと共に「リズム隊」楽器として、バンドの土台となるリズムを引っ張る役割を担っています。また、ヴォーカルはドラムと同じく、「音に電気を通さない」という特徴があります。ある意味で、生身の体や声が楽器であるわけです。

その点、ギターはと言いますと、「メロディー隊」楽器の代表格です。もちろん、「サイドギター」や「バッキング」と言って、ギタリストがリズムを刻む事もありますが、基本的には積極的にメロディーを表現するパートです。

このように、役割や音の仕組みに関して、互いの共通点が最も少ないのが、ドラムとギターなのです。まるで水と油。その証拠に、レコスタ等で、一方はドラムとベースのみ、もう一方はドラムとギターのみのトラックに絞って聴いてみると…。

ドラム&ベースのトラックは、決して音に派手さはないものの、互いの音が溶け込んで一つのかたまりになっている感じで、聴いていてシックリきます。

一方、ドラム&ギターのトラックは、音としてはアカ抜けますが、互いの音が分離して浮いているというか、聴いていても浮き足立った感じなのです。

なぜ、このような現象が起こるかと言うと、ギターとは「上モノ(ウワモノ)」の楽器であるからです。上モノとは文字通り、リズム隊の上に乗っかる楽器の事で、楽曲を装飾する働きのあるパートの事を言います(キーボードやヴォーカルも上モノに属します)。

しっかりとしたリズムの土台の上に、彩りのあるサウンドを乗せる事で、楽曲の「総仕上げ」をするのが、ギターの大きな役割。そのために、「エフェクター」等も駆使して、様々な音を「効果音的に」散りばめて、リスナーを飽きさせない工夫をするわけですね。

分かりやすく女性のメイクに例えるなら(あまり詳しくありませんが汗)、ドラムが化粧下地、ベースがファンデーション、ギターがチーク、ヴォーカルがアイメイクやリップと言ったところでしょうか(笑)?

下地の後、すぐにチークを塗っても、イマイチなじまない。だけど、間にファンデーションを塗ってみると、自然な仕上がりになる。楽器も同様、こういった手順を守るからこそ、最終的に美しい顔立ちの楽曲に仕上がるわけです。

チークによって顔の印象がガラリと変わるように、ギタリストによって、楽曲の印象が決まると言っても、過言ではありません。そうです。ギタリストの使命とは、楽曲に「表情」という命を吹き込む事なのです。

またまた、ギターのコラムのようになってしまいましたが(汗)、そもそもドラマーとギタリストは、水と油で大いに結構。むしろ、全く違ったキャラクター同士だからこそ、それらが合わさった時に「スパイス」となる。

実社会でも、自分とはキャラクターの異なる人と、積極的に触れ合ったり意見を聴いてみたりする事で、新たな自分を発見したり、思わぬ気付きを得て成長できたりするものです。そう考えると、バンドから学ぶ事って本当に大きいですね。


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楽器と適性について





ウメです。

実は私、元々はギタリストだったんです。

と言っても、13歳〜14歳の頃の話ですが(笑)…。

中学生になった私は、急速にバンドに興味を持ち始めました。当時の日本の音楽シーンと言えば、「X(現:X JAPAN)」や「LUNA SEA」「AION」といった、現在の「ヴィジュアル系」の先駆け的存在となるバンドが数多く活躍しており、私もよくCDを買って聴いては、友人との話で盛り上がっていました。当時の「初期ヴィジュアル系」は、音楽的には今よりも、より「ハードロック」「ヘヴィーメタル」の要素が強かったように思います。

特にバンドのドラムとギターのサウンドに惹かれた私は、ひとまずは場所を取らず、手軽に始められそうなギターの方を選びました。ミニアンプや教則本、チューナーも付いて、通販で¥39,800の「エレキギター初心者セット」。これを雑誌の広告で見つけ、親に必死にねだって買ってもらったのを思い出します(笑)。

しかし、念願のエレキギターが家に届き、ウキウキしながら練習を始めたのも束の間、すぐに挫折しました(涙)。原因は、ギターの最初の関門である「Fコード」が上手く押さえられなかった事と、思うように早弾きができなかった事。そして何より、弦の張り替えが面倒だったのです(笑)。

こうして、性格的に細かい作業が苦手だった私は、早々にギターから身を引き、大ざっぱでダイナミックな楽器であるドラムに方向転換し、現在に至っているわけです。

後になって気付いたのですが、楽器選びには明確に「適性」というものが存在します。これはとても興味深い事なんですが、その人の性分やキャラクターによって、楽器の向き不向きがハッキリと分かれるのです。例えて言うなら、楽器を初めて触った時のインスピレーションからして違います。「コレだ!」「楽しい!」と。私の場合、それがドラムだったという事です。

それぞれキャラクターの違うプレイヤーが、それぞれ役割の違う楽器を選ぶ。不思議な事に、カブってケンカする事は滅多にありません。そして、選んだ楽器の中で、自分の持ち味をさらに磨いていく…。こうして見ると、バンドは「企業」と似ています。

一つの企業には、「総務部」「人事部」「営業部」「開発部」等、様々な部署が存在します。これらは、それぞれの役割を基に、異なった活動をしています。しかし、決して好き勝手に動いているわけではありません。業務内容はバラバラでも、「企業に利益をもたらす」という根本目的は一つ。活性化した各部署のギアが潤滑に噛み合って初めて、企業は大成長し、結果としてスタッフ個人の給料も上がっていくわけです。

バンドの場合も同じで、自分のスキルアップのみを目指して練習するよりも、常にバンド全体にとってプラスになる事を考えながら個人のスキルを磨く方が、急速に光るプレイヤーへと成長できるのです。


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「バンド」の中でのドラマー





ウメです。

「バンド」という形態を、メンバー全員で完成度の高いものに仕上げるという事を考えた時、ドラマーが、それぞれの楽器の役割を理解する事は、とても重要です。

もしも、ドラマーがドラムの魅力だけを熱く語り、他のパートの演奏に全く目を向けず、いつも自分のプレイに酔いしれているとしたら…。

そのバンドは、かなり危険な状態です(笑)。

バンドという「共同体」であるにも関わらず、他の楽器プレイヤーやヴォーカリストとの関連性を無視して、自分のドラム・プレイばかりを売り込む事は、非常にナンセンスです。仮に「超絶テクニック」を持っていたとしてもです。いや、ドラマーにテクニックがあればある程、事態は深刻かも知れません。

ドラマーが「ドヤ顔」でテクニックをひけらかすあまり、他の楽器や歌を邪魔してしまっているという「イタイ」状況は、不思議な事に、さほど音楽理論に詳しくないリスナーが聴いても、一発で見破ります。

「上手いんだけど、うるさいなぁ」
「もっと歌をじっくり聴きたいのに…」
「サビなのに、叩き過ぎじゃない?」

一般のリスナーほど、意見は正直でシビアです。私自身も、このタイプのドラマーを数多く見てきました。そして、このような「ドヤ顔」ドラマーたちを見る度、「もったいない!」と、私は心の底から残念に思うわけです。

なぜなら、彼らは大抵、テクニック的には申し分ない程、成熟しているからです。私なんかはヘナチョコに思えてしまう位(笑)、単体で見ると皆、それはそれは上手いドラマーなのです。

しかし、あくまでも「バンド」である事を忘れてはいけません。私たちは、全パートが合わさった状態で「気持ちイイ音楽」を、リスナーに届ける必要があるのです!

もちろん、理論やテクニックも大切ですが、私自身、結局最後は、音楽とは「感じるもの」だと思っています。プレイヤーの立場で言えば、リスナーに「言葉では説明し切れないような繊細な感情」を感じてもらうために、それらの「伝え方」として理論を学び、テクニックを磨くわけです。

ところが、「理論のための理論」「テクニックのためのテクニック」になってしまうと本末転倒で、これがプレイ中に見え隠れすると、逆にリスナーは興ざめして、心が離れていってしまうのです。

スキルが上がってくると、どうしても全てを出し切りたくなるもの。その気持ちをグッと抑えて、楽曲を生かす事に徹した時、そのドラマーは、他とは一味も二味も違った輝きを放ち始めます。

これが、バンドの「深さ」であり、「醍醐味」です。こういった視点で考えると、魅力的なドラマーとは、足し算よりも引き算の得意なドラマーと言えるのかも知れません。


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ベストなドラムの「立ち位置」は?





ウメです。

ドラムという楽器は、そのサウンドの存在感もさることながら、ビジュアル面での華やかさも兼ね備えていて、聴く人や観る人を大いに魅了します。

サウンドもルックスも、とてもダイナミック。楽器でありながら、スポーティーな演奏スタイル音楽好きなら、誰もがきっと一度は「カッコイイ」「叩いてみたい」と思ってしまうドラムですが、未だに敷居の高いイメージが定着していて、日本では、まだまだドラマー人口が少ないのが現状です。

ぜひとも多くの人に、ドラムの楽しさを味わってもらいたいという思いも込めて、今回は、ドラムがバンド全体にもたらす「影響力」にスポットを当てて書いてみたいと思います。

ここで、スタンダードな4人編成バンドにおける、各パートの「ステージでの立ち位置」を考えてみます。まずは、ヴォーカルがセンターの一番前。続いてギターとベースが両サイドで、ヴォーカルの少し後ろ。最後に、ドラムがセンターの一番奥。

大抵の場合、この「ダイヤモンド型」のフォーメーションが基本です。バンドによっては、ギターとベースが左右入れ替わる位で、ドラムは常に、観客から一番離れた位置にセッティングされています。

私はバンドを始めたばかりの若い頃、ずっと疑問に思っていました。

「ドラムが一番後ろって、誰が決めたんだろう?」
「ドラムが一番前だと、何でダメなんだろう?」

まるで暗黙の了解であるかのように決められた、バンドの立ち位置に不満を抱き、自分の担当楽器であるドラムを、どうにかこうにか「前面に押し出そう」という事ばかり考えていたのです(笑)。

ところが、バンド活動を続ける中で、このダイヤモンドの意義を「なるほど!」と、自分なりに心から納得する瞬間が訪れました。それからというもの、私はドラムの役割に徹する楽しさを感じるようになったのです。

私が思う所、ドラムが一番後ろに位置するべき理由は、その音像が極めて「立体」であるからです。「高さ」があり、「幅」があり、「奥行き」がある。いわば大きな「壁」のようなものです。

もしも壁が最前列にあったとしたら、奥の音は観客に伝わりません。最後列にドラムの壁があるからこそ、全体の音を後ろに漏らさず、ステージ上で「パッケージ化」して、かたまりとして聴かせる事ができるのです。

それに加えて、ドラムには「音圧」があります。イメージとしては、奥から観客席に向けて、ギターやベース、ヴォーカルの音を絡めながら「押し出す」働きをしているのです。いわば「風」のようなものです。

この「風を起こす壁」が常にバックから見守っているからこそ、他の楽器隊のパフォーマンスも安定し、観客のヴォルテージを上げていく事が可能になるのです。


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スネアの選び方あれこれ





ウメです。

今回は、「スネアの選び方」というテーマで書いてみようと思います。

楽器屋に行けば、数多くのスネアが並んでいます。まず見た目からして違いの分かる部分が、シェル(胴の部分)の材質です。大まかには、「メタルシェル(金属)」と「ウッドシェル(木材)」の2種類に分かれます。一般的なサウンドの印象は、メタルシェルは「硬くてシャープな音」、ウッドシェルは「柔らかくてマイルドな音」といった感じでしょうか。

さらに、メタルの中では「スチール」「ブラス」「アルミニウム」等、ウッドの中では「メイプル」「マホガニー」「バーチ」等の材質のスネアがあり、それぞれ音の響きに異なった特徴があります。他にも、「アクリル」や「ガラス」といった材質もあります。

次に分かりやすいのが、大きさです。スネアの口径(色々なサイズがあるが、14インチが一般的)や胴の深さ(4.5インチ・5.5インチ・6.5インチ等がある)によって、音色が異なります。口径に関しては、最初に買うなら、まずは14インチのものが良いでしょう。胴の深さは、浅いほど高く鋭利な音、深いほど低く丸い音が出ます。

このように、材質や大きさだけをとってみても、無数の選択肢があります。それに加えて、メーカーや価格の幅を考えると、一体どんなスネアが自分にピッタリなのか、途方に暮れてしまいそうですね(汗)。何を基準に選べば良いのでしょうか?

これは、以前に書いた「スティックの選び方」というコラムの内容とほぼ同じなのですが、私の結論を言ってしまうと、

「ドラマーは、スネアをルックス重視で選ぶべし!」

です。「ん?ここまで長々と説明しておいて、ウメって奴は、なんて適当な男なんだ!?」と、お叱りの声を頂きそうなので、誤解のないように、付け加えておきます。

「初心者ドラマーは、スネアをルックスのみで選ぶべし!」

確かに、材質や大きさによるサウンドの違いを、あれこれと検証したり吟味する意気込みは大切でしょう。しかし、初心者のうちからアレコレ考えすぎても、簡単に理解できるものではないという事も事実です。何より、私たちは「スネア評論家」を目指すわけではないのですから(笑)。

そもそも、一人一人の好みやツボは全く違うので、スネア選びに関しても、まずは自分の「直感」を大切にするのが一番。ルックス的に、自分が「コレだ!」と思うものを手に取るのです。それを使い倒して、経験値や気付きの中で知識を深めていく方が、よっぽど価値的です。所詮、「100の理論」も、「1の実践」には及ばないのです。

「魅力あふれるドラマー」になるためには、ドラム・セットの前に座った時のテンションの高鳴りこそが大切。そういった環境を自ら作り上げていく事で、スキルも急激に向上していくのです。


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「スネアの音作り」に思う②





ウメです。

ドラムの音作りとは、主に「チューニング」の事を指します。

チューニングとは、一般的には基準の周波数で音程を合わせる事を言いますが(ギターやベースの場合ですね)、ドラムの場合は、「求める音色を作る」という事になります。何とも表現が曖昧なのは、以前から書いている通り、ドラムには明確な音階がないため、ドラマーの好みやこだわりによって音の仕上がりが異なるからです。

具体的なチューニング方法としては、チューニング・ボルトを締めたり緩めたりする事によってドラム・ヘッド(皮)の張り具合を調節し、ピッチや音色を決めていきます。ズバリ!この作業こそが、ドラマーたちを悩ませている元凶なのです(笑)。

スネアも含めて、シンバル類以外の全てのパーツは、基本的に同じ方法でチューニングを行いますが、いずれも自分の納得するような音を出せるようになるためには、ある程度のコツや経験が必要になります。とりわけスネアに関しては、ドラム・サウンドの中心を担うパーツのため、チューニング次第で全体の音の印象がガラリと変わってくるわけです。

チューニングの大まかなメカニズムを説明しますと、ヘッドにはトップ(表)とボトム(裏)の2種類があり、この2枚のテンション(張り具合)の差を微妙に変えていく事で、自分好みの心地よいサウンドを作り上げていきます。

例えば、トップを強く張るとピッチ(音程)が高くなり、同時に「パン!」というアタック感が得られます。逆にボトムを強く締めると、アタック感よりも「パーン」というサステイン(伸び)が強調されます。この両者の絶妙なバランスをつかむためには、ひたすら試行錯誤しかありません(汗)。

チューニングのさらに細かい手順については、教則本やDVDを見た方が分かりやすいので割愛しますが、スネアの音色はドラマーのカラーを決め、個性を表現する大切な要素になるので、ぜひとも理想のサウンドを追い求めて、めげずにチャレンジしていきましょう。ちなみに、私はタイトな音が好きなので、トップをパンパンに張って、ボトムをやや緩めています。

また、スネアはチューニングだけでなく、口径や深さによって根本的なピッチが異なり、シェルやヘッドの材質の違い、スナッピーの張り方等によっても音色が変わってきますので、お金と機会があれば、色々なものを試してみるのもアリだと思います。


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「スネアの音作り」に思う①





ウメです。

自分のスネアの音に関して、「なんか薄っぺらくて物足りないな」「もっとプロっぽい音を出せないかな?」等と悩んでいる人もいるかと思います。

初心者がドラムを始めて少し経つと、プレイだけではなく、サウンドメイクの方にも強い興味を抱くようになります。当然、ドラマーとしての自分の耳も肥えてきて、よりカッコイイ音や存在感のある音を追求するようになるからです。

その中でもガツンとぶつかる高い壁が、「スネアの音作り」というわけですね。でもご安心を!悩んでいるのは、あなただけではありません。これは誰しもが通る道で、実はプロのドラマーですら頭を悩ませている難題なのです(笑)。

それだけ、スネアの音作りは、ドラマーにとっては永遠のテーマなのかも知れません。かつての私もそうだったのですが、ライブをやっていても、対バンのドラマーたちのスネアが皆カッコ良く聴こえて、どうも自分の音だけがショボく感じてしまうのです。それだけでなく、プレイに関しても、いつも自分が一番ヘタだと思っていて、もがいていた日々を思い出します。

今にして思えば、当時の私には、「いち早くバンドでデビューする」という目標しか見えておらず、「もっともっと上達したい」「俺なんかまだまだ」という焦りから、気持ちが空回りしていたのでしょう。でも実際には、大きな目標を掲げて努力しているのに、自分だけが劣っているなんていう事は全然なくて、逆に成長しているからこそ体感する、若さゆえの「副作用」のようなものだと思います。

自分のスネアの音がイマイチ気に入らないのも、周りが全員ウマく見えるのも、あなたのドラムのスキルが上がってきている証拠。むしろ喜ばしい現象なのです。だからあまり自分を追い詰め過ぎず、その気持ちをゆったり楽しみながら、明日へのバネにする事が、ドラム上達のコツだと思います。

もちろん、音作りのため、日頃からの試行錯誤は必須です。その繰り返しの中でこそ、「コレだ!」という最高の音に巡り会う瞬間が必ずあるからです。しかし、その最高の音も、不思議と時間が経てば、また物足りなく感じるようになるもの。当然ですが、私たち人間の好みというものは、日に日に変わっていくからです。結論的に、サウンド・メイクにゴールはないという事ですね(涙)。

明確な答えがないから面白い。流動的だから奥が深い。ドラムとはそういう楽器だからこそ、人間である「ドラマー」の魅力にスポットが当たるし、磨き方によっては、無限大に個性を発揮することも可能なのです。


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「スティック・ワーク」は、ドラマーの生命線





ウメです。

今回は、「スティック・ワーク」について書いてみたいと思います。

ドラマーにとって、「ドラム・スティック」は体の一部のようなものです。スティック自体は楽器ではありませんが、もしこの「細長い棒」がなければ、パワフルでアタックの効いたドラムサウンドも一切存在しません。そして、スティックはダイナミックさだけでなく、人間の手では決して出す事のできないような微妙かつ絶妙なタッチですら、時にさらりと表現する事ができるのです。そう考えてみると、スティックとは、ドラマーの腕や手を超えた、「魔法の杖」ともいうべき偉大なツールなのです!

と、久々に熱くなってしまいましたが、これは決して大げさな話でもなく、私は最近しみじみ思ってしまうのです。

「スティックを考えた人って、ホント凄いなぁ」と(笑)。

それを言ってしまえば、ドラムという楽器を思いついた事自体が凄いし、さらにルーツを辿っていくと、「音楽って、ホント素晴らしいよね!」っていう所に行き着くわけなんですが…。

これは楽器に限らずですが、日頃は当たり前のように使ったり目にしている物であっても、ふとした機会に、その「機能性」や「用途」について少しばかり掘り下げて考えてみると、その裏に潜む時代背景や人々の試行錯誤の跡が見え隠れして、何とも言えない感慨深さがあるものですね(涙)。

そろそろ話を戻しますが、ドラマーにとってスティックの役割とは、パワフルかつ繊細なサウンドを演出する事だけではありません。私が強くアピールしたい、忘れてはならないスティックの意外な魅力とは、

「ドラマーを視覚的に装飾する」

この一点に尽きます。以前のコラムでも何度か書いているように、ドラムという楽器が他の楽器と大きく異なる点は、演奏時の「アクションの大きさ」です。ドラムはサウンド自体の圧倒的な存在感もさることながら、特にライブ等では、ドラマーのアクションが観客にとって視覚的なスパイスとなり、ステージを大いに盛り上げる要素となるのです。

そのドラマーが振りかざすスティックの軌道は、キレのあるフレーズでは残像で円のように見えたり、スローテンポでは心を静めるかのようであり、トリッキーなフレーズの時はまるで生き物を操っているかのような、多種多様な視覚的効果を、無意識に観客に与えているのです。ドラマーの巧みなスティック・ワークは、時に「セクシーさ」すら感じさせるものです。

「アクションありき」のドラマーにとって、スティック・ワークは自らを彩ってくれる、まさに「生命線」。こういった視点で考えてみると、一つ一つのショットやフレーズに対する意識も変わってきそうですね。


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ドラマーとは、「リズム・プロデューサー」





ウメです。

ドラマーとは、「リズム・プロデューサー」である!

何とも大きく出ましたが(汗)、これは私の持論です。

バンドにおいて、ドラムは楽曲の「屋台骨」とも言える「リズム」の命運を握ります。共にリズム隊を組むベースやサイド・ギター等も、リズムを担当する楽器ですが、ビート自体の「アタック感」や「立体感」・「ダイナミックさ」という点では、もはやドラムの右には出ないでしょう。

何と言っても、ドラムには音階がありません。ヴォーカルや弦楽器のように、「音を外す」といった概念がないのです。どこを叩いても鳴ってくれるという自由度こそが、ドラムという楽器の最大の魅力であり、より情熱的で本能的なプレイを可能にするわけです。

よって、ドラマーは自由自在にリズム・パターンを作り上げる事ができます。8ビートの中にも、16ビート調のエッセンスを随所に散りばめたり、シンコペーションで楽曲をグイグイ引っ張ったり…。また、例え同じビートであっても、アクセントを意識して抑揚をつける事により、全く違った雰囲気を演出する事もできます。

このように、リズムによって楽曲に表情を出していくためには、洋楽・邦楽問わず、様々なドラマーのプレイを聴き、実際にコピーをしながら研究していく事が大切です。

好きなノリの楽曲を、とことん真似てみる事で、勉強になる事が実はたくさんあります。その一つが、いくら完璧にコピーしたつもりでも、そのドラマーと全く同じニュアンスは出せないという事です。

これは決して悪い事ではなく、むしろ叩くドラマーによって、リズムにオリジナリティーが色濃く出るという、リズム・プロデューサーとしてのドラマーの「可能性」を示しているのです。


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ドラマーとは、「ノリ」の演出家





ウメです。

ドラムは、バンドの「ノリ」を作り出す楽器です。

という事は、ドラマーは、バンドのノリを作り出す人になるわけです。ですから、「ドラマーのノリが、バンドのノリとなる」と言っても、決して過言ではありません。

ドラマーの叩き方次第で、楽曲の雰囲気がガラリと変わります。前にも書きましたが、ドラマーの持つ先天的なニュアンスは、一人一人違います。それに加えて、「テンポ感」の違いや「パーツのチョイス」の違い…。

音階を持たないドラムだからこそ、奏者であるドラマーの「センス」にスポットが当たるのです。これこそが、ドラムという楽器の醍醐味だと思っています。

ノリと言うと、「明るい」「軽快な」「速い」といったような、どちらかと言うとプラスのものを想像しがちですよね?これらは、俗に言う「ノリの良い楽曲」のイメージだと思います。

しかし、逆のノリも存在するのです。「暗い」「荘重な」「遅い」といったものですが、ここだけ切り取って聞くと、何だか気持ちまで沈んでしまいそうですね(涙)。これらは、「ノリの悪い楽曲」という事になってしまうのでしょうか?いいえ!決してそうではありません。

例えば、「バラード」にも、厳然とノリは存在しますが、もしもバラードが明るくて軽快だったとしたら、リスナーの印象はどうでしょうか?おそらく、物足りなさを感じるはずです。感動もしてくれないでしょう。それは、楽曲を生かすようなノリ作りをできていないからです。

アップテンポ・ナンバーの場合は、まさにノリノリで押しても全然OKなわけですが、ミディアムやスローの楽曲の場合は、そうとも限りません。それは、決して「ノリを悪くする」というわけではなく、「楽曲に寄り添ったノリを演出する」という事です。

その部分に徹した時に、「暗い」は「哀愁のある」に、「荘重な」は「思慮深い」になり、「遅い」は「落ち着きのある」と形を変え、楽曲を彩るのです。

こうして見ると、ノリ自体に「良し悪し」「陰と陽」みたいなものはなく、あくまで楽曲によって表裏一体であるという事が分かります。

だからこそ、ドラマーは日頃から様々なジャンル音楽を聴いたり演奏したりしながら、多くのノリを自分の体内にストックしていく事を心がける必要があります。

また、意外ですが、音楽だけでなく、映画を見たり読書をする事によっても、ノリを養う事ができます。なぜなら、ノリとは「感情的な」ものだからです。気を付けたいポイントは、機械的に吸収しようとするのではなく、その世界観にドップリと浸って感動していく事です。

テクニカルな部分を超えた、メンタルなトレーニング。これも、魅力的なドラマーになるため、特にプロを目指す中級以上のドラマーにとっては、非常に重要なスキルです。


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