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フィルインの効果





ウメです。

「フィルイン」(通称:フィル)は、ドラマーにとって大切な見せ場の1つです。一定のパターン演奏の最中、つなぎ目の部分で入れる「即興的」な演奏の事ですが、リズムの「味付け役」的な要素があるため、日本では「オカズ」とも呼ばれます。

ドラムには、基本的に「音階」という概念がありません。どこを叩いても鳴ってくれるという懐の深さと、自由度の高さを合わせ持った楽器です。「パーツ」「タッチ」「リズム」等のチョイスを好きなように組み合わせれば、無数のフィル・パターンを生み出す事ができます。

フィル・パターンには明確な「正解」「不正解」がないため、裏を返せば、ドラマーの「センス」が存分に問われるわけです。私自身、このセンスとは言い方を変えれば、リスナーとの「駆け引き」であると思っています。

例えば、いくら難解なドラム・フレーズであっても、始めから終わりまで惜しみなく、常に「ドヤ顔」でプレイされた日には、リスナーの心の中に「慣れ」が生じ、意外に飽きられてしまうのです。

反対に、超シンプルなフィルでも、楽曲のイメージにハマっていたり、繰り出すタイミングが絶妙であれば、一気にリスナーの心をつかむ事ができます。

個人的には、難解なフィルとシンプルなフィルをさり気なく織り交ぜながら、「ひけらかさない」カッコ良さを演出するのが好きですね。

あとは適度な「裏切り」も大切です。どストレートなリズムで押していた所に、あえて不自然でクセのあるフィルをカウンター的に入れてみたり、「そろそろフィルに行くぜ!」と見せかけて、キレイに何もしなかったり(笑)。リスナーは一瞬、「なんだよ?」って思うけど、なぜか次の展開が気になる…。これって、まさに駆け引きですよね?

要は、リスナーの心を揺さぶるためには、「緩急」や「抑揚」が欠かせないという事です。まさに野球で言う所の「チェンジアップ」に当たりますが、リスナーが自然にノリ出すタイミングを上手く外してあげることで、ハートを撃ちとる事ができるのです!


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作曲にもチャレンジするべき?





ウメです。

「自分はドラマーなんですが、作曲にもチャレンジするべきでしょうか?」

これは、実際によく受ける質問の1つです。

ドラマー1人1人、価値観やプレイ・スタイルはバラバラです。そもそも、音楽には「絶対こうあるべき」といった型などありません。作曲にチャレンジするかしないかの選択もドラマーの自由であり、どちらが良いといったものでもないのです。

もし作曲したいと思うのであれば、少しずつでも勉強していくべきだし、面倒に感じるようなら、全くやらなくてもOK。その分の時間を、ドラムのスキルアップに当てる事もできるわけですから。

ただ、個人的な意見としては、少しでも曲作りに興味があれば、是非ともチャレンジして欲しいと思っています。作曲とは、地道で骨の折れる作業ですが、それだけに、楽曲が完成した時には、ドラム演奏だけでは決して味わえない「快感」を手に入れる事ができるからです。まぁ上のような質問が出てくる時点で、少なからず作曲に興味があるという事なのですが(笑)。

ドラマーに限らず多くの人が、「オリジナル曲を作ってみたい」という想いを漠然と抱きながらも、その大半が具体的な行動を起こす前に諦めてしまいます。これは、自分の中での求めるハードルが高過ぎるために起こる現象です。ここでは詳しい作曲方法については割愛しますが、作曲において大切なのは、「作り始める事」と「作り続ける事」です。

始めから完璧に作曲できる人なんて、よほどの天才を除いていません。最初のうちは「駄作続きでもいい」という位にハードルを下げて、とにかく作曲の「過程」を楽しむようにします。そしてU+me流「作曲スキル短期上達」のコツとしては、

「どんなに時間がかかってもいいから、丸々1曲、全パート分作る!」

という事です。まずフル・コーラスを完成させる事によって、何より自信が付きます。曲の「展開」についても学ぶ所は大きいでしょう。また、歌メロだけでなくギターやベースのフレーズも考える事によって、楽曲の全体像を捉える耳を養い、楽器同士の関係性も知る事ができます。そして凄い事に、「アレンジ」のスキルも同時に習得できるようになっているというのが、この上達法のポイントです。

そして最後に。ドラマーの「作曲スキル」というのは、皆さんの想像以上に貴重です。楽器プレイヤーとしては少数派のドラマーが、「あえて」作曲に携わることによって、希少価値が一気に高まります。他には、作詞にも挑戦してみるなど、ドラマーとしての自身の「ブランディング」を意識していきましょう。


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ヴォーカルへの想い





ウメです。

これまで、「歌を生かすドラムとは?」という観点で書いてきました。一見すると、ドラムよりもヴォーカルにフィーチャーしたような内容になっていますが(汗)、それ程、歌モノバンドにとってヴォーカリストの存在感は大きいという事ですね。

私自身も、「歌モノ」のドラマー上がりである事と、バンド解散後にコンポーザーとして活動していた時期に、主にダンス・ミュージック系のJ-POP楽曲をコンペ用に制作していた事もあって、楽器の中で「歌を聴かせる」という事に関しては、かなり研究してきました。この時期は「生ドラム」から完全に離れて、「打ち込み」の勉強ばかりしていましたから(笑)。

私は元々、「ヴォーカリスト」や「メロディー」、「歌詞」等に強い興味があり、ドラムの次に(いや同じ位?)、ヴォーカルというパートが大好きです。油断すると、ドラムよりも歌を聴き込んでしまう癖があります(笑)。

そのため、バンドを始めた当初から、「歌心のあるドラマー」を目指して、作詞・作曲・アレンジにも積極的に挑戦しました。リズム担当のドラマーが、「歌」や「メロディー」と向き合う姿って、なんとも意外性があってカッコいい!と思えたのです。

「バンドにとって、ヴォーカリストの役割とは何だろう?」
「メロディーや歌詞を、より際立たせるサウンドやフレーズは何だろう?」

こういった全体観に立ってドラムに向き合うと、新たな発見があると思います。


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歌を生かすドラミング②





ウメです。

歌モノのドラミングにおいて、心がけるべき大切な事。それは、

「まずは歌い手を気持ち良くする」

という一点です。この視点に立つと、自分のドラム・プレイを驚くほど客観的に見れるようになります。しかし、これが以外と難しい事なのですが、特に経験の浅いドラマーほど、つい自己主張しすぎてしまいがちです。難解なテクニックや自分の引き出しを、1曲の中で惜しみなく出し切ってしまうのです。

確かに、ドラマーとしてのテクニカルなアピールは大切な事ですが、これが歌モノの場合は、ヴォーカルを1番に聴かせてナンボなのです。そう考えれば、自分が目立つために手数や足数を増やす事は、結果として歌を邪魔する事になり、リスナーの心も離れていってしまうでしょう。

前に出たい心をグッとこらえて、まずはヴォーカリストにとって歌いやすく、且つテンションも上げていけるようなドラミングに徹してみましょう。これによって、サウンドスッキリと整理され、ヴォーカリストも最高のパフォーマンスを発揮できるので、リスナーの心をつかむ事ができるのです。

ヴォーカルを最大限に立てる事によって、テクニックを「ひけらかさない」という、ドラマーとしての余裕や風格のようなものが出てきます。「できない」ではなく、あえて「やらない」。まさにこの選択こそがテクニックです。このような「引き算のできる人間」って、リスナーから見れば実はシビれるほど魅力的なのです。ドラミングを抑える事によって、逆にピンポイントで前に出る場面では、圧倒的な存在感が出るからです。

例えば、ヴォーカルが低めのキーからゆっくりと立ち上がるAメロでは、ドラムもハイハットのクローズとバスドラのみにする等、できるだけ歌い手の空気感に寄り添うようにします。そして、Bメロからサビに向かってのヴォーカリストのテンションの高まりに合わせて、徐々にビートやフィルインを激しくしてみる。また、メロディーが3連符になる所で、ドラムも3連符で合わせてみたりと、アイディアはいくらでも出てきます。

このように、歌を生かすドラミングのためには、ヴォーカリストにとって「最高のオケ」を作ろうという心がけが大切です。その工夫こそが、楽曲の世界観をより魅力的に表現する事につながり、最終的にはリスナーの心を動かすのだと思います。


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歌を生かすドラミング①





ウメです。

ドラムという楽器は、そのルックス・サウンド共に抜群の存在感があります。特に「ヘヴィ・メタル」や「ハードコア」、「パンク」等の激しいジャンルでは、主にリスナーは、ドラマーの派手なアクションや、高速で迫力あるフレーズに魅了されます。

また、「ジャズ」や「フュージョン」等のテクニカルなジャンルでは、ドラムの1音1音の粒や細かいタッチ、トリッキーなフィルイン等に注目が集まります。

他にも、「ドラム・ソロ」や「ブレイク」、「変拍子」等の様々な「魅せ方」があるわけですが、私は、演奏するジャンルやシチュエーションによって、それらに合ったベストな魅せ方というものが必ずあると思っています。

ここで、「歌モノ」に適したドラミングというものを考えてみます。歌モノとは、簡単に言えば、「歌メロがキャッチー」な楽曲の事です。また、詞を聴かせたりヴォーカルの歌唱力が高かったりと、とにかく「歌」をフューチャーして大切に聴かせる音楽の事なのです。実は現代の「J-POP」と呼ばれるジャンルの楽曲は、ほとんど歌モノです。

ロック全般でも、歌モノの楽曲は数多くあります。サウンドは「グランジ」や「ハードロック」、「ガレージ・ロック」系でも、美しいメロディー・ラインであれば歌モノになります。また、バンドサウンドに限らず、「R&B」なんかはまさに歌モノの王道ですね。

歌モノと聞くと、どうしてもヴォーカルのみにスポットが当たるものだと思ってしまいがちですが、決してそうではありません。歌を綺麗に聴かせて楽曲の世界観を演出するためには、ドラムを始めとする「楽器隊」のセンスが非常に問われるのです。

次回は、歌を生かすドラミングについて、より具体的に書いていきます。


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歯切れ良いビートのために





ウメです。

前回は、金物パーツの使い分けによって、ビートに表情を付けるというお話をしました。今回は、ビートを歯切れ良く刻むコツについて、主に「右腕の動き」にスポットを当てて書いてみたいと思います。

特に初心者ドラマーの中には、速いテンポの曲を演奏する時、右腕で刻むハットやライドの動きが追い付かなくなるという悩みを抱えている方も多いのではないかと思います。

こういった場合、右腕を「ひじ」ごと動かしてしまっているケースがほとんどです。バラードやミドルテンポの楽曲であれば問題ないのですが、ひじごと叩くという事は、ひじから指先までが棒のように固定されているため、速いテンポになると二の腕に強い負担が掛かり、長時間のリズムキープは難しいでしょう。まぁ筋トレとしては良い方法かも知れませんが(笑)。

この問題を解決するためには、右手首の「スナップ」を使って叩くようにします。まずは腕の力を抜いて、手首をできるだけ柔らかく動かす事を心がけます。ひじの位置は固定して、手首から先だけを素早く動かす感じです。

ポイントは、ペダルの「ダブル・アクション」の時と同様に、1回のストロークの中で2打するイメージで叩く事です。まさに手首というバネの反動を大いに利用するわけですが、これをマスターすれば、テンポ♩=190位のハットやライドを8分で刻む事も余裕になります。

私はドラムを始めたばかりの15歳の時、「BOOWY」が大好きで(すでに解散して伝説化していました)、色々な曲をコピーしていました。何しろ、ドラマー・高橋まことさんの叩く8ビートは「神がかり的」なのです。私は、「IMAGE DOWN」や「JUSTY」等、往年のアップテンポ・ナンバーのドラミングに憧れて、右腕をバネのようにするべく、夜中まで練習したものでした(汗)。

このように、好きな楽曲をコピーしまくるのも1つの方法ですが、とにかく手首を柔らかく使う事に意識を向ける事が上達への近道です。ハットやライドに限らず、他のパーツのショットにも応用できる事なので、ぜひマスターするようにしましょう。


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「ライド・シンバル」で楽曲に色合いを





ウメです。

「ライドシンバル(通称:ライド)は、ハイハットと同様、主にビートを刻むシンバルです。ドラマーから見た場合、ハットとは逆の右側にセッティングされる事がほとんどです。

まずルックスですが、金物(シンバル類の事です)の中では口径が大きめです。一般的にはスティックのチップで叩いて鳴らすため、「チーン」という中音域でサステインのあるサウンドが特徴ですね。ハットのオープン、クローズ、ハーフオープンにライドを加えれば、様々な音色を出すことができるので、これらの使い分け次第で、ビート自体にアクセントが付き、楽曲にも表情が出てきます。

それに加えて、ライドには「カップ打ち」と言って、カップ(ライドのてっぺんの盛り上がった部分)をショルダーで当てる事によって、通常よりも高音で抜けの良い音色を出す奏法があります。私も特に「16ビート裏拍のカップ打ち」が大好物なのですが、カップは意外と面積が小さく、始めは正確にショットするのが難しいので、慣れるまで要練習といったところです(汗)。ただし、マスターしたら最高の「調味料」になりますよ。

この「1枚で2度おいしい」ライドですが、ジャズ等では稀に、ショルダーを使ってクラッシュ的に「バシャーン」と鳴らす事もあります。ロックではあまり見かけないかな?といった感じですが、実際に叩いてみると、クラッシュとは一味違った鳴り方がするので、フレーズに織り交ぜてみても面白いでしょう。

ここで、実践的なビートの刻み方です。歌モノの楽曲を例にした場合、

イントロ=ライド→
Aメロ=クローズ→
Bメロ=ライド→
サビ=ハーフオープン→
間奏=ライド→
サビ=ハーフオープン→
アウトロ=ライド

といった感じで、場面場面によって金物のパーツを変えていきます。これはあくまでも例なので、Bメロを思い切ってフロアタム・ビートに変えてみたり、サビをハットのオープン&クローズを絡めた4つ打ちビートにする等、アイディア次第で、全く違ったニュアンスを演出できるわけです。

ドラマーの立場から、楽曲に色合いを付けてドラマティックさを加えるために、ライドとハットを始めとする「ビートの使い分け」を、積極的に研究していきましょう。


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ハイハットによる感情表現法②





ウメです。

今回は、ハイハットの「アクセント」についてです。アクセントとは、「強弱の表現」の事ですが、これはハットやドラムに限らず、楽器全般を演奏する上で、とても大切な要素となります。アクセントをマスターできれば、演奏に表情を加えて「プロらしく」聴かせる事が可能になるので、しっかりと自分のものにしていきたいところです。

余談ですが、この「プロらしく」というのは結構ミソです。要は「魅せ方」という事ですが、例えば実際はドラムを始めたばかりの初心者であっても、この道30年のベテランのような顔をして(笑)、プロが意識しているであろうポイントを押さえて演奏するだけで、不思議とリスナーは、そのドラマーをプロとして評価するのです。

逆もまた然りです。仮にどんなにテクニカルなドラマーであっても、常に萎縮して自信なさ気に叩いていると、恐ろしい事にアマチュア然として映ってしまう…。先日の「演じる」の話ではないですが、テクニックよりも重要な要素かも知れませんね。こう考えると、プロ・アマというのは世間的な肩書きによるものではなく、あくまで自分で決める事ができるものだとも言えます。ある意味で、音楽とは「ハッタリ」なのです(笑)。

話を元に戻しますが、ハットにアクセントをつけるためには、次の基本的な4種類の「ストローク」を使い分けます(スネアやタム等のアクセントも同様)。

①フル・ストローク …高い位置から振り下ろし、元の位置に戻る
②ダウン・ストローク…高い位置から振り下ろし、低い位置に戻る
③タップ・ストローク…低い位置から振り下ろし、元の位置に戻る
④アップ・ストローク…低い位置から振り下ろし、高い位置に戻る

ストロークとは、スティックの「振り幅」の事で、高い位置から振り下ろせば強い音になり、低い位置からでは弱い音になります。ストロークの使い分けによって、音の強さに変化を持たせるわけです。それぞれ①と②は強めの音、③と④は弱めの音になりますが、組み合わせ次第で、様々なアクセントのパターンを作り上げる事ができます。

さらにハッキリとしたアクセントをつけたい時は、スティックの「ショルダー」と「チップ」を使い分ける方法もオススメです。アクセント時は、ウェットで大きめな音の出るショルダーで叩き、ノーアクセントは、ドライな音質のチップでといった感じですが、特にアップテンポのビートでは、手の動きが一打ごとに細かく変わるので、詳しくは教則本やDVDで確認してみると良いでしょう。

アクセントによってビートにメリハリがつき、さらに「緩急」によってリズムにウネリが加わる。これらが絶妙に絡み合った時に、最高のグルーヴが生まれるのです。


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ハイハットによる感情表現法①





ウメです。

ハイハット(通称:ハット)は、スネア・バスドラと共に「3点セット」を構成するパーツの1つです。上下に重ね合わせたシンバルは、左足でペダルを踏んだり緩めたりする事で開閉できる構造になっていて、この左足の力加減と右手のタッチの使い分けによって、実に様々な音色を表現する事ができます。ドラムセットの中では、群を抜いて感情豊かな存在であり、その目まぐるしく変わる「喜怒哀楽」は、楽曲に人間味を与えてくれます。

個人的には、主にバスドラやスネアが「タテノリ」のリズムを作り出すのに対して、ハットは「ヨコノリ」を表現するパーツだと思っています。これらのパターンが複雑に絡み合う事によって、より立体的で唸るようなビートが完成するわけです。

ハットの醍醐味と言えば、何と言っても「オープン・クローズ」ですよね?あの「ツーッ・ツーッ」という独特なキレ味のあるサウンドは、聴く者のテンションを確実に上げてくれます。この音質は、ペダルの踏み具合によっても、かなり変わって来ます。こればっかりは好みもあるのですが、ちょっとした力加減によって、自分なりに色々なニュアンスを使い分けられると、表現の幅も広がって楽しいでしょう。

細かいフレーズ等は、ぜひ教則本を見て大いに研究してもらいたいのですが、ハットを演奏する時に気を付けるべき大まかなポイントと言えば、ズバリ「音量」と「アクセント」だと思います。

まず音量についてですが、特に初心者の場合は、リズム・キープを右手に頼ってしまう傾向があるため、ハットの音がどうしても大きくなりがちです。クローズ時ならまだしも、これがハーフ・オープンだと「シャーン・シャーン!」と耳障りな騒がしい音になり、他の楽器を邪魔してしまいます。

それでは、ハットは一体、どの位の音量で鳴らすのが良いのでしょうか?ここで、一般的なパーツごとの「音量バランス黄金比」を紹介します。それは、

「仮にスネアを10とした時、バスドラを7〜9、ハットを3~5の配分で叩くようにすると良い」

といったものです。意外とハットの比率が低い事に驚いたのではないでしょうか?もちろん正確な数値は測れないので、あくまで目安という事になりますが、もしハットの音量がやかましいと悩んでいる方は、この比率を「肌感覚」として意識するだけでも効果があります。その結果、イイ感じに力の抜けた、メリハリのあるドラム・サウンドを作り出す事ができます。ぜひ参考にしてみて下さい。

次回は、もう1つの重要ポイントである、「アクセント」について書いてみたいと思います。


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「演じる」事の面白さ





ウメです。

いかなる仕事においても言える事ですが、自分の魅力や個性を積極的に「アピール」する事って、もの凄く大事な要素です。でもアピールと聞くと、「でしゃばり」「うっとうしい」等と思われはしないか?といった、マイナスのイメージを抱いてしまう方も多いのではないでしょうか?

一般的に、日本人は欧米人に比べて、このアピールが下手クソだと言われています。私も典型的な日本人気質なので、女性に真っ赤な花束は渡せません(笑)。元々、背中がかゆくなってしまう程、自分を売り込むのは大の苦手だったのです…。

この意識がガラリと変わったのは、会社員として営業の仕事を始めた頃でした。完全なアポ無しの飛び込み営業だったので、お客様から見れば「招かざる客」なわけです。案の定、最初は煙たがられる事も多く、なかなか売上も上がりませんでした。

世間話から始まって、様々な「営業トーク」と「営業スマイル」で(笑)お客様と打ち解けたかのように思えた時ですら、なかなか最後の成約には結び付かないわけです。「どうしたら結果が出るのだろう?」と悩みながら、営業方法を試行錯誤していく中で、ある時、営業成績を上げるための「特効薬」に気付いたのです。それは、

「自分のキャラを作って演じる!」

それまでの私は、どちらかと言うと「素の自分」で真っ正面からお客様と接していました。その方が楽だし、お客様との距離も近づけると思ったからです。

ところが、蓋を開けてみたら契約は取れないわ、機嫌の悪いお客様に当たった時は笑顔が引きつるわで、何だか話をする事にエライ疲れてしまいました。

そこで私は、実験的に自分のキャラを作り上げて、その役を演じてみる事にしたわけです。そのキャラとは、「クールで無表情」「世間話はしない」「淡々とした説明」といった、まるでロボットのようなもの。とにかく、できるだけ疲れるムダ話は回避しようとするスタンスですね(笑)。

この役柄を演じ切ってみてビックリ。面白い程、ポンポンと契約が取れるのです!しかも、話していて全く疲れない。お客様にグサグサ文句を言われる事があっても、素の自分ではなく、「演じている役者」が言われてるんだからと、全く傷付きません。まるで「鉄仮面」です(笑)。そこで私についたあだ名は、「取次マシーン」。営業成績トップも獲得できました。

また興味深いのは、人によって「ハマるキャラがそれぞれ違う」という点です。たまたま私にハマったのが「クールな役」であって、これが万人に合うかと言えば、そうとも限らないのです。私が考えるに、「ギャップ」の応用だと思います。よく男女関係でも「ギャップにヤラレた」とか言いますよね?

例えば、超コワモテの営業マンが「クールで無表情」だったら、怖いので早く帰って欲しいだけですが、もし意外と人情味があって、たまに見せる笑顔がかわいかったら、なんかフッと安心して心を開いてしまいそうです(悪用しないように)。

こういった法則を営業の仕事の中で見つけてから、私は「演じる」という事が無性に楽しくなりました。「キャラを演じる」とは、自分をひた隠す事ではありません。むしろキャラの方が、自分では普段は気付いていないけれども、実は他人から見たら「チャームポイント」と映る「本来の自分」なのかも知れません。なぜなら、自分の中に全くないものは、演じる事すらできないからです。こうして見ると、演じる事は、「他人から魅力的に映る自分の姿」を探し出すゲームのようですね。

まだブランドとして認知されていない物の存在価値を上げて、ブランド化していく事を「ブランディング」と言いますが、例外なくドラマーにも当てはまる事です。通常のドラム・スタイルに加えて、自分ならどういった「意外性」を盛り込んでいくのか?また「演じて」いくのか?その模索を楽しみながら続ける事こそが、ドラマーとしての魅力を高めていく近道なのです。


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