So-net無料ブログ作成
検索選択
- | 2015年02月 |2015年03月 ブログトップ
前の10件 | -

フロアタム活用法①





ウメです。

今回は、フロアタムについてです。

フロアタムとは、一般的にはドラムスローン(イスの事)に座った右側にセッティングされた、大きめのタムの事です。縦長の筒のような形をしていて、ドラムセットの中では、バスドラの次に低い音が出ます。

このフロアタムですが、普段は基本的にビートを刻みません。レギュラーでビートを刻むのは、以前に話した主演格たち。スネア・バスドラ・ハイハットの3点セットです。

これら3点セットがビートを刻んでいる間、フロアタムは決して休んでいるわけではありません。楽曲のつなぎ目となるフィルインで、カウンター的に姿を現す事が多いです。

よく「タム回し」と言いますが、フィルインの部分でタム類を音程の高い方から低い方へと叩きながら流していく時に、最後に行き着く場所が、フロアタムになるというわけです。低音で締まったサウンドは、楽曲の節目でスパイス的な役割を果たします。

他には、スネアと同時に叩く事もあります。両手でスネアとフロアタムを「ダダダッ」と連打すると、スネア単体では出せなかった重みや深みが加わり、ここ一番のインパクトになります。

出演頻度は決して高いとは言えないけれども、使い所によっては、独特の存在感を発揮してストーリーを盛り上げる。まさにドラムセットの「名脇役」といった所でしょうか?

ただ一つだけ。演奏時の注意点としては、ヘッドの中央部分を「しっかりと叩く」という事です。このフロアタムという楽器は、流すように軽く叩いただけでは、何故かきちんと鳴ってくれません。気持ち良いサウンドを得るためには、できるだけ手首のスナップを効かせて、粒を揃えて叩くように努めましょう。

このように、しっかりと鳴らしたフロアタムをフレーズの中に効果的に散りばめる事で、フィルインは格段にカッコ良くなります。色々と研究して、ライバルに差をつけたいものですね。

次回は、フィルイン以外でのフロアタムの活用法についてお伝えします。


ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓
http://www.music-ability-plan.jp/




「女性ヴォーカル」という魅力





ウメです。

私は15歳の時、中学校の同級生5人で「ICARUS」というバンドを結成しました。始めは下手クソなコピーバンドでしたが(笑)、16歳頃からオリジナル楽曲を作るようになり、次第にプロを志すようになりました。

何しろ、野郎だらけ5人のムサ苦しいバンドでしたから(泣)、常にメンバーの間では、「GUNS N’ ROSES」「MOTLEY CRUE」「Extreme」「Dream Theater」といったイケイケ男性Vo.のバンド話で持ち切りです。スタジオ練習後は決まって、2次回とばかりに朝まで音楽談義やエロ談義で盛り上がるわけです(笑)。

私自身も、ハードな男バンドが大好きだったので、ICARUSの楽曲を作る際には、そういったハードな要素とキャッチーな要素を、自分なりに合体させて消化する事を心がけていました。ハードなサウンドに、キャッチーなメロディーを乗せる。これが当時の作曲スタンスでした。

この「キャッチーな要素」へのこだわりについては、実は「女性Vo.バンド」という存在の影響が大きかったような気がします。当時の私は、男性Vo.と同じ位、女性Vo.バンドの楽曲も好んで聴いていましたから(あまりメンバーには言えなかったケド)。

洋楽で言えば、ダントツ「HEART」が大好きでした。ラウドなバックのサウンドに負けじと乗っかってくるアン・ウィルソンのパワフルなヴォーカル。それでいて歌をリリカルに「聴かせる」といったスタイルは忘れない…。まさに私の「ハート」をわしづかみにされた感じでした(笑)。

邦楽では、「レベッカ」や「リンドバーグ」、「ジュディ&マリー」等。やっぱり男性Vo.には決して出せない「繊細さ」みたいなものがあるんですよね。もちろん、パワーとか勢いでは男性の方が上。それぞれに違った良さがあるわけですね。

そんな中で、Vo.だけではなく、「メンバー全員が女性」というバンドも存在します。今でこそ珍しくない「ガールズ・バンド」ですが、繊細さに加えて、男性を凌駕する勢いとパワフルさを持ったバンドと言えば、後にも先にも「SHOW-YA」以外にいないのではないでしょうか?

SHOW-YAは、’85年にデビューしてから、「女性ハードロック・バンド」の先駆けとして、シーンを牽引してきました。2005年に再結成して、今でも精力的に活動していますね。ドラマーの角田美喜さんのツーバスなんか、まさに「男勝り」の一言です(笑)。

Vo.の寺田恵子さんは、先程のアン・ウィルソンと並んで大好きなロック系ヴォーカリストだったので、ソロ名義のアルバムも聴き込んでいたのを思い出します。

実は寺田さんとは、私が「Wishful BLank」で活動していた頃に(ちなみに女性Vo.バンドでした)、初台Doorsで行われたライブ・イベントで一度だけご一緒させて頂いた事があるのですが、案の定、その圧倒的な生歌に引き込まれて感動したのを覚えています。

女性Vo.のバンドを目指してみるのは勿論の事、ロックに限らずジャンルも多様化して、女性も気軽に楽器を楽しめる環境が整っている今だからこそ、気の合う「女性同士で」ガールズバンドを始めてみるのも面白いのではないでしょうか?

 

 

ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓

http://www.music-ability-plan.jp/ 






ダブルアクションの効果





ウメです。

今回は、「ダブルアクション」についてです。「ドドッ」というバスドラの2連打の事ですが、まず技のネーミングが最高にカッチョイイですよね?決して拳銃の事ではありませんよ(笑)。「ダブルストローク」とも言いますが、私的には、アクションの方が断然好きです。

ダブル(通称)が聴ける楽曲はたくさんありますが、私の出会いは、「モトリークルー」の「Dr.Feelgood」でした(アルバム「Dr.Feelgood」の中の1曲)。イントロのドラムから、「ドッドドッパン」というバスドラとスネア。それに絡まるハイハットのオープン・クローズ。高校生だった私は、このイントロに完全ノックアウトされて、トミー・リーの虜になってしまったのでした。

このダブルをフレーズの一部に入れるだけで、突如16ビートのフィーリングを演出する事ができます。適度の緊張感と「ハネた」ようなノリが、リスナーのテンションを上げるわけですね。

奏法を簡単に説明してしまうと、足を踏み下ろしてペダルを1回踏んだ直後に、その反動を利用してもう1回踏むといった感じです。連打と言っても、決して足を2回踏み下ろすのではなく、外見的には、1度の踏み下ろしの中で2回鳴らすといったイメージです。

実は細かく言えば、「アップダウン」「スライド」「スウィングステップ」等、色々な踏み方があります。教則本やDVDを見て試して、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。

ダブルアクションを習得する事で、フレージングの幅が一気に広がり、フットワークの自由度も高まります。ぜひ日々のトレーニングに組み込んでいきましょう。




ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング
http://www.music-ability-plan.jp/






ドラムペダルの踏み方





ウメです。

昨日は話が多少メンタルな方向に反れましたので、再びフィジカルな話に戻したいと思います(笑)。

ドラムペダルの踏み方は、まず大きく分けると「ヒールアップ」「ヒールダウン」の2パターンがあります。読んで字の如くですが、ヒールアップは、かかとを床から浮かせて太ももからズドンと踏み込む方法。逆にヒールダウンは、かかとを床に着けたまま足首のスナップを使って踏む方法です。

この2つの奏法の大きな違いは、「使う筋肉」です。ヒールアップは「足の付け根」、ヒールダウンは「すね」にかかる負担が大きいです。

実際は、ヒールアップで演奏するドラマーの方が多いと言われますが、その理由としては、ヒールダウンに比べて体重を掛けやすく、容易に大きな音が出しやすいといった点があります。そのため、特にハードロックやへヴィメタルのドラマーは、ほとんどがヒールアップです。しかし、かかとを浮かせる分だけ体のバランスが崩れやすいというデメリットもあります。

それに対してヒールダウンは、主にジャズ等のジャンルで用いられる奏法です。足場が安定しているため、体全体のバランスは取りやすいというメリットの反面、すねの部分にかかる負担が大きいので、ライブ等での長時間演奏に耐えるためには、ある程度の訓練が必要となります。

私自身も、主にロックのドラマーなのでヒールアップを使っていますが、実はドラムを始めたばかりの頃は、専らヒールダウンでした。というのも、ヒールアップがしっくり来なかったというか、踏みにくかっただけなのですが…(汗)。

ただ、周りのドラマーたちは皆、ヒールアップでデカい音を出していたので、私もある時期からヒールアップを練習して転向したわけです。踏み方の勝手が全く違うので最初は大変でしたが、今にして思えば、両方を経験して良かったと思っています。

まず第一に、スネの筋肉が鍛えられました(笑)。そして、足首の感覚も養われます。実はこれらは非常に重要で、ヒールアップ・ヒールダウンのどちらにおいても役に立ちます。ヒールダウンを習得する事によって、「ダブルアクション」等の連打や細かいフレーズを安定して演奏できるようになるのです。

ドラムペダルの踏み方のチョイスは、ドラマーのスタンスやシチュエーションによって決まりますが、ヒールアップ派の方も、もし機会があれば、習得して損のないヒールダウン奏法も練習してみてはいかがでしょうか?

ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓

http://www.music-ability-plan.jp/

 






魅力的なドラマーになるために





ウメです。

今回は、魅力的なドラマーになるための「心得」をお話しします。

ドラムの演奏方法の基礎を学ぶ時には、まずは教則本や教則DVDを見て、「視覚的に」学習する事をおススメします。写真や映像に触れる事によって、理解度が断然増すからです。私も事あるごとに、本やDVDを引っ張り出しては、分からない所を再確認しています。

この時の注意点ですが、まれに講師によって指導する内容が異なっている事があります。これは、講師それぞれの経験値やジャンルの微妙な違いによって、伝わるニュアンスに「誤差」が生じているだけの事です。これ自体は決して間違いではなく、あくまで大元の基本は同じであると捉えていくようにしましょう。基礎の基礎を学ぶ上で、教則本・DVDは最高の教材となる事をお忘れなく。

さて、ここからが本題です。知識としてドラムを広く語れるようになる事よりも、「幹」となるセオリーや基礎はもちろん固めた上で、そこから自分なら「どのやり方を選択していくのか?」「どういった独自のエッセンスを加えていくのか?」といった「枝葉」までを常に考えていく事の方が、現場レベルでは数十倍も大切です。実はこの点こそが、私のドラム・コンサルで一番お伝えしたい事でもあります。

ドラマーも生身の人間ですから、あなたの主体性や持ち味を生かした選択をしていく事で、もっともっと魅力的な「アーティスト」になれる可能性があります。そのためには、自分と「向き合う」という作業が欠かせません。残念ながら教則本を見るだけでは、基礎は学べても自分の個性に気付く事は不可能なのです。

例えば、ドラムを叩く以外に、コーラスや作曲にも積極的にチャレンジしたり、より歌モノのヴォーカルを生かすようなフィルインを考案したり、MC等のステージ・パフォーマンスを磨いたりといった「2次的な」事を提案する教則本は、ほとんど見た事がありません。ドラムの本なので当たり前と言えば当たり前なのですが、実は一見ドラムとはかけ離れた、このプラスαの部分に目を向ける事こそが、ドラマーとしてのあなたの価値をグッと高める要素となります。

日頃から、ドラム以外でも自分の「長所」や「得意な事」をリサーチして、そのスキルを磨いていく習慣をつけてみましょう。どうしても自分で自分の長所は見えづらいので、思い切ってダイレクトに、「自分の長所って何だと思う?」と人に聞いてみるのもアリです。あなたが思いもしなかった意外な答えが返ってくればシメたもの。まさにその答えこそがあなたの「武器」なのです。

何事においても言える事ですが、必ずしも1つの分野で1番になれなくても、いくつかのスキルを掛け合わせる事で、そのパワーは掛け算のように「倍々」となり、他には代えがたい強烈なオンリーワンの魅力を引き出す事ができるのです。

ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓

http://www.music-ability-plan.jp/






リズムの要「バスドラム」





ウメです。

ドラムとは、スネア・タムタム・シンバル等、音質の全く異なる数種類の打楽器が合わさる事によって、1つの音のかたまりを作り上げるという、「特殊な」楽器です。「ドラムス」とか「ドラムセット」という言葉通り、異文化人種の集合体であるわけです。

その中でも、「バスドラム」の存在感はひときわ大きいものがあります。このバスドラ(通称)ですが、まず何より、ドラムセットの中で1番デカイ!そして1番の重低音!ドラム・サウンドの低音域を担当する打楽器です。ドッシリと構え、他の打楽器たちを下から支える、まさに「ドラムス家」のお父さん的な存在でしょうか(笑)。

バスドラの見た目をザックリ簡単に説明すると、「大太鼓」という事になります(ちなみにスネアは小太鼓)。大太鼓と言えば、小・中学校の合奏などで演奏経験のある方もいるのではないでしょうか?大きめの「バチ」でもって、ドーンドーンと打ち鳴らすわけですが、これがドラムセットとなると、足でペダルを踏んで鳴らしてしまおうと言うのですから、ドラムという楽器を最初に思いついた人はやっぱり天才だぜ!っていうか、イイ意味でネジが何本か外れてますね、ハイ(汗)。

しかも、バスドラはその大きさにも関わらず、鳴らす頻度が高いパーツなんです。以前に、バスドラ・スネア・ハイハットを合わせて「3点セット」と呼ぶという事をお話ししましたが、この3つがドラム・サウンドの大まかなストーリーを構成している、いわば「主演格」です。当然、登場場面も多くなるわけですよね?

「バスドラを制する者は、ドラムを制する」

こう言っても過言ではありません(我ながら、大きく出たな 汗)!実際に、ドラムでは足を「手のように」使いこなせるかどうかが、リズム・メイクのカギを握っているからです。

ノリノリの音楽が流れると、自然に体が動いてしまうのは、バスドラの刻むビートの影響がかなり大きいでしょう。個人的には、打ち込みのダンス・ミュージックであっても、「4つ打ち」のビートなんかは、バスドラに合わせて思わず上下に動いてしまいます(笑)。

このように、一見すると華々しいポジションが用意されている月9俳優の「バスドラさん」ですが、別の見方をすれば主演格だからこそ、喝采を浴びる可能性と同時に、「コケられない」というプレッシャーも存在するのです。いくらルックスが良くても、主演が「大根役者」過ぎちゃあ、視聴率もダダ下がりですからね…。

ただ、しっかりと練習を積んでいけば大丈夫。始めは不安定でも、練習量に比例してスキルは必ず上がっていきます。そして、安定した「フットワーク」は「上半身の自由」を生み出します。この効果って意外と大きくて、フィルインやステージングにも余裕が出てくるようになるんです。

リズムの要であるバスドラ。しっかりと練習して、ドラミングに「華を持たせて」いきましょう。


ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓
http://www.music-ability-plan.jp/




ドラムペダルの選び方あれこれ





ウメです。

今回は、ドラムペダルの選び方についてです。

楽器店に足を運ぶと、スティックと同様、色々なメーカー・種類のドラムペダルが陳列されています。たくさんのペダルを前にしたり、カタログを見たりしていると、

「一体どれが自分に合ってるんだろう?」「失敗しないかな?」等と、購入前に迷ってしまう方も多いかと思います。でもこれって無理もない事です。スティックと違って、ドラムペダルは決して安い買い物ではありませんからね(泣)。

そこで、初心者にオススメするU+me流の選び方ですが…

「ルックス重視!見た目の直感のみで選ぶべし!」

これに尽きます。「なんだ、スティックの選び方の時と同じじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、とにかく買う前から「ああだこうだ」とリサーチし過ぎるのは辞めて、とにかくお気に入りの1台を買ってしまおう!そして使い倒そう!という事です。特に初心者の楽器選びは、単純な動機でイイんです(笑)。

あえてメーカー的なアドバイスをするならば、「Pearl」「TAMA」「YAMAHA」といった大手国内メーカーにアメリカのメーカー「DW」を加えた計4メーカーの中から選ぶのが無難でしょう。これらは世界のドラムペダルのシェアの大部分を占めているだけあって、どれも信頼できるメーカーだからです。どのメーカーの機種でも、「最上位モデル」や「ミドルクラスモデル」の価格帯がありますが、「ルックスは最高だけど予算が…」と悩んだ場合、始めはミドルクラスを選んで使い倒してみるのも良いと思います。

そうやって、徐々に色々なペダルを試していくうちに、「コレだ!」と思うペダルが見つかるはずです。


ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓






グルーヴについて





ウメです。

今回は、「グルーヴ(groove)」について書いてみたいと思います。

そう。「グルーブ」ではなく、あくまで「グルーヴ」です。どうでもイイ話ですが、個人的に「ウ」に「〝」が大好きなU+meです。「ヴィジュアル」「ヴィンテージ」「ベートーヴェン」…。この響き、何だかテンションが上がってきませんか?

と、雑談はさておき。

グルーヴとは音楽用語の一つで、「高揚感」を示す言葉です。私たちも音楽に触れる上でよく耳にする言葉ですが、「グルーヴとは何か?」と改めて聞かれると、思わず答えに詰まってしまいそうですよね。

グルーヴの意味を色々と調べてみると、主にドラムやパーカッション、ベース等のリズム楽器を対象としたもので、いわゆる「ノリ」を表す言葉である事が分かります。まぁ厄介な事に、「具体的な定義は決まっていない」との事なんですが、そもそもノリ自体に理屈や言葉は要らないわけで。「俺のグルーヴを感じろっ!」って事だと思います(笑)。

あえて言うならば、グルーヴ感というのは、演奏の中に「波」や「ウネり」が起こった時に現れるものです。ドラムに関して言えば、シンコペーションやスネアのアクセント等で演奏の流れに変化が起こったり、「ツッこむ」「タメる」といったドラミングの瞬間と言えるでしょう。

キッカリと規則的にリズムを刻んでいる中に、突如顔を出す微妙な「ズレ」こそが、スパイシーなアクセントとなるわけです。ここで言うズレとは、決してリズム感の悪さから来るズレの事ではありません。ある意味で「人間らしさ」と言い換えても良いと思います。

どんなにテクニックのあるドラマーであっても、機械ではないので、必ずリズムにヨレが生じます。その波打つ絶妙な軌道が心地よい緊張感となり、聴く者の心を高揚させるのです。

グルーヴ感溢れるドラマーになるためには、リズムやテンポの枠に収まり過ぎず、場面によっては思い切って「緩急」をつけてみたりする事で、フルに感情表現していくプレイが大切になってきます。


ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング






「クリック無し」の醍醐味





ウメです。

クリックについて長々と書いていますが、またクリックについての話です(笑)。

と言っても、今回は「クリック無し」の醍醐味について考えてみたいと思います。読んでそのまま、クリックを聴かずに演奏するという事ですが、レコーディングにおいても、あえてクリックを使わない事によって、「ライブさながらの躍動感」を得られるというメリットがあります。確かに、ライブでは基本的にクリックを聴きません(注:例外として、「同期」させる場合等はクリックを用いる)。

レコーディングと言えば、「キッチリ作り上げる音源」といったイメージがあります。それこそが、リスナーにとってのCDならではの魅力でもあるわけですが、必ずしもカチッと作り込む事が良いかと言うと、実はそうとも限りません。多少荒削りであっても、それが心地良い「ライブ感」となって、ダイナミックな作品に仕上がる事もあるのです。前回お話しした「一発録り」なんかは、クリック有りでもライブ感が出せる録音方法です。

元「CRAZE」で、現「D’ERLANGER(デランジェ)」のドラマーである菊地哲さんが、かつて「Body」というバンドで活動していた時の事。1stアルバムのリリースを特集した雑誌インタビュー記事の中で、「今回、レコーディングでクリックは使わなかった。クリック無しで同じ曲を2回続けて叩いた所、全く同じタイムだったので、自分のテンポを信じられるようになった(趣旨)」 といったような菊池さんの言葉がありました。当時まだ中学生だった私は、「超カッコイイ!」と興奮し、このアルバムを聴き込んだものでした。

ただ自由奔放に叩くのではなく、自分の体内リズムを構築する地道な作業と自身のテンポを信じ切る責任感があって初めて、クリック無しの醍醐味が最大限に発揮されるのだと思います。そこで生まれる独特の「グルーヴ」こそが、「自由さ」となってリスナーの耳に還元されるのでしょう。

 

ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓

http://www.music-ability-plan.jp/






「前ノリ」「後ノリ」とは?





ウメです。

クリックというものについて、さらに掘り下げて話をしてみたいと思います。

前回は、クリックに対して「ジャストで合わせる」トレーニング法をご紹介しました。とにかく最初のうちは、クリック音に忠実に叩く事だけに注力して、まるで自分の体がメトロノームになったような感じで(笑)取り組むのが良いと思います。これによって、ブレイクで無音になったような時でも、自分の中のテンポを信じる事ができ、リズム・キープできるようになるわけです。とにかく初めはジャスト命で!

しかし、ここまで話をしてきて矛盾するようですが、クリックにジャストで「合わせ続ける」のは、ドラマーにとって実はかなり難しい事なのです…(何じゃそりゃ)。完全にジャストに叩くと、クリック音が完全に消えて、自分のドラムの音だけが聴こえるようになります。この状態が続くと、ドラマーはリズムを取りづらくなり、徐々にテンポがズレていってしまうのです。

要は自分では完全ジャストのつもりが、実際には微妙に「前ノリ」か「後ノリ」になっているという事です。

リズムの取り方に関してはとても奥が深く、簡単には論じ切れない部分ではあるのですが…。大まかに言うと、クリック音よりも若干(ミクロです)、前に入るか後ろに入るかによって、ノリが変わってくるというものです。前であれば「ツッこむ」、後であれば「タメる」というのが、適当な言葉でしょうか?

これは、若かりし頃の私がそうだったように(汗)、「走る」「モタる」といったものとは全く異なります。例えば、ずっと前ノリで合わせていたのに、途中で急に後ノリに変わったとしたら、その瞬間こそが「モタった」となるのです。これとは逆に、後ノリ傾向の人が前ノリ気味になった時に、「走った」となるわけです。浮気はいけません。前ノリをキープするからこそ、「ツッこんだ」疾走感が出る。後ノリを貫くからこそ、それが味のある「タメ」となる。こうして見ると、ノリとは絶対的なものではなく、相対的なものである事が分かります。「前ノリ派の人」「後ノリ派の人」、聴く人の好みによってもノリの感じ方が違ってくるのがまた、音楽の面白い所ですね。

ドラマーも、タイプによって「前ノリ傾向」か「後ノリ傾向」に分かれるそうですが、楽曲やシチュエーション次第で、意識的にコントロールしてみるのも、リズムを彩る上で有効なテクニックですね。

ビギナーから上級者まで。ドラマーの悩みに合わせた安心のコンサルティング↓

http://www.music-ability-plan.jp/






前の10件 | -
- |2015年02月 |2015年03月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。