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マーケティングを考える ~後編~

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ウメです。

前回は、マーケティングとブランディングの違いについて触れました。そして、その2つの考え方は決して相反するものではなく、ビジネスにおいては「両輪」であるというお話をしました。

生産者がどんなにマーケティングを頑張っても、提供する商品やサービスが、必ずしも売れるとは限りません。と言うのも、消費者とは基本的に、それらの商品・サービスの「ブランド」に賛同した時に初めて、購入を決断するものであるからです。仮にミーハーな消費者が、派手な宣伝やキャンペーンの影響で、一度は試しに購入してみたとします。しかし、その商品やサービスが想像以下だったり、満足がいかないと感じれば、その人は決してリピーターにはならないでしょう。

例えば、新店オープンのラーメン屋さんが、マーケティングに力を入れたとします。チラシやクーポンを配り、インターネットや情報誌で大々的に自店を売り込みます。それらが功を奏して、一時的にお客さんが並ぶようになります。しかし、肝心の味やコスト・パフォーマンス、店内の雰囲気等が悪ければ、当然ながら、お客さんの数は一気に減っていってしまうでしょう。消費者というのは、本当にシビアです。「自分が支払う金額以上の価値や満足感を得られるものかどうか?」それを様々な判断基準に照らした上で、お金を使っているわけです。

ここでのポイントは、商品やサービスが実際に悪かったかどうかではなく、お客さんに悪いと「感じさせてしまった」という事です。最終的に、その店の価値を判断するのは消費者の方。まさに、ブランディングがうまくできていなかったという事になります。言い方は悪いかも知れませんが、ラーメンの味は普通であっても(マズイのは論外ですが)、コンセプトや見せ方、その他のサービス面で秀でたものがあれば、それなりに固定客はついてくるものです。皆さんの周りにも、必ずあると思います。そこまでズバ抜けて美味しいとは思わないけれど、なぜかいつもお客さんが嬉しそうに並んでいるラーメン屋さんが。

そして、もう一つのポイントは、「価値観は人それぞれである」という事。Aさんが絶賛する商品を、同じようにBさんも気に入るかと言えば、必ずしもそうとは限らない。逆もまたしかりです。特にラーメン屋さんの場合、好みの店の違いは顕著ですよね(笑)。だからこそ、嫌いな人はさておき、好きな人には「とことん」好きになってもらう、ブランディングの役割というものは非常に大きいわけです。

ビジネスでは、ブランディングによって、自分の価値をどのような層にとっての「ブランド」として見せていくかを定め、育てていく作業が必要不可欠です。こうしてガッチリと「守備」を固めるからこそ、「攻撃」としてのマーケティングにも思いっ切り転じる事ができます。ターゲットを絞った上で、様々なツールで肉弾戦を仕掛ける事で、効果的な集客が可能になるのです。


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